書籍『情報企画』の紹介

「情報」が創る事業の設計図

従って、世に知られざる「情報」の真骨頂は、単に電算系の“情報処理”や美術系の“情報デザイン”、守りに徹する“情報セキュリティ”などの対象としてではなく、組織に横串を通す“統合的アプローチ”によって、事業のあらゆる取組みを一つの成果へと結実させる実施体制“「情報」のグランドデザイン（事業の設計図）”を構築・運用するための知的ツール（事業運営上の武器）であるということなのです。

「情報」を司る原理原則

組織内部の仕組み構築は「情報企画」主軸テーマの一つですが、企業・団体の理念や個性が大いに影響するため、単一の原理原則を発見することは困難です。しかし、対外的な情報発信に関しては、商材が何であっても「情報」を司る原理原則を特定できます。その原理原則（実務の仕組み）を明快に図式化すると、下記の通りです。

これは、自流独創を貫く世界的な建設機械メーカー・株式会社技研製作所などで、著者が30年間にわたり追究して発見できた原理原則です。原理原則なので一人企業から中小零細、大企業に至るまで、企業・団体の業種・規模・社歴などには関係なく適用し、適正な理解に基づいて仕組みを構築すれば、すぐに運用を開始できます。